していきたいと思います。本日のテーマは、「恋人が別れる前に見せるサイン・トップ5」ということで、
「そろそろ別れちゃうんじゃない?やばいかも…」という兆候について紹介していきたいと思います。
これは、夫婦関係をチェックするバロメーターとしても使えますし、
付き合う前の段階で「この人との関係、うまくいくのかな?」って見抜くためにも使えるので、
ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、本日のお供のワインは、僕がワイン好きになったきっかけでもある「フリルロック」のワインです。
それを飲みながら、今日も話していきたいと思います。
それでは、さっそく始めていきましょう!
第5位:ビッド(関心のサイン)が悪化する
第5位は「ビッドが悪化する」です。
「ビッドって何?」って思う方もいると思うんですが、これはジョン・ゴットマンの研究によく出てくる概念で、
パートナーに対してどれくらい関心や注意を求めているか、ということを指します。
要するに、「相手の注意を引こうとしているかどうか」ということですね。
たとえば恋愛初期って、自分のことを見てほしいし、気にしてほしいから相手の注意を引こうとしますよね。
でも、関係が冷え切ってくると、相手に注意を払おうともしないし、
自分に注意を向けてほしいとも思わなくなるんです。
この「ビッド」、つまり「相手がどれくらいこちらの注意を求めてくるか」っていうのは、すごく重要なんですよ。
たとえば「構って〜」とまではいかなくても、相手に話しかけたり、写真を送ったりといった行動がビッドです。
そういったアプローチに対して、相手がどう反応するかで関係の状態が見えてくるんですね。
ポジティブな反応が返ってくれば、「気を引こうとしてるのを嬉しく思ってくれてるんだな」ってわかります。
逆に、興味がない場合にはネガティブな反応が返ってきます。これを「ターンアウェイ(無視・拒絶)」と言います。
つまり、相手のビッドに対して否定したり、距離を取ろうとしたりするようになってきたら、
それは別れの兆候かもしれないんです。
「お互い無関心になったら終わり」ってよく言われますが、
その始まりって、相手の関心や働きかけを無視しはじめるところからなんですよね。
だから、「最近相手の注意を引こうとする行動にスルーが増えたな」とか、
「逆に自分がスルーされてるな」って感じたら、ちょっと関係を見直して何か手を打つ必要があるかもしれません。
というわけで、第5位は「ビッドが悪化する」でした。
第4位:5対1バランスの崩壊
第4位は「5対1バランスの崩壊」です。
これもゴットマン博士の研究なんですけど、安定した夫婦関係やカップルの間では、
ポジティブな反応とネガティブな反応の比率が「5対1」になるということがわかっているんです。
つまり、1回ネガティブなことがあったときに、5回ポジティブな経験を積まないと関係は維持できない、ということですね。
これは恋人関係はもちろん、夫婦関係やセフレ関係など、男女関係全般に当てはまると思います。
いい関係を築きたいなら、ネガティブ1に対してポジティブ5のバランスを意識しないと、関係が崩れてしまうんです。
なので、「最近ネガティブなことばっかり言ってないかな?」とか、
「ちゃんとポジティブな声かけや行動をしているかな?」って、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、友人関係だとこの比率は「3対1」でOKなんですよ。
ちょっとネガティブの比率が高くても耐えられるんですね。ぜひ参考にしてみてください。
第3位:軽蔑ワードの増加
第3位は「軽蔑ワードの増加」です。
関係が悪くなるときって、「恋愛感情がなくなったから」って思いがちですが、実はそうじゃないんです。
ゴットマン博士の研究によると、二人の関係に一番悪影響を与えるのは「軽蔑」なんです。
つまり、相手を尊重しない発言や、見下したり、馬鹿にしたりするような言動が積み重なることで、
関係がどんどん壊れていってしまうんですね。
たとえばよくあるのが、男性が「うちのカミさんがさ〜」とか言って、奥さんをわざと落とすような表現を使うケース。
ああいうのって、冗談のつもりかもしれないけど、意味がないどころか関係に毒を与えるんです。
だから、「軽蔑モードに入ったら関係は壊れる」くらいに思っておいた方がいいです。
ちなみに逆に言えば、「この人と別れたい」と思ったときには、
わざと軽蔑っぽい言葉をちょこちょこ入れていくと、相手の感情が冷めてくるので、別れやすくなります(笑)
今日紹介している内容は、逆に使えば「別れたいときに別れやすくなる方法」としても応用できるので、
そういう使い方もアリかもしれません。
第2位:一緒に解決を試みない
はい、というわけで第3位が「軽蔑ワードの増加」でした。続いて、第2位です。
第2位は「一緒に解決を試みない」です。
これはどういうことかというと、今までは何か問題が起きた時、2人で一緒に解決していたはずなんですよ。
恋人や夫婦の関係って、例えば「天気が悪いね」「傘持っていかなくちゃね」ってなった時に、「じゃあ私が傘を用意しておくね」とか「俺が取りに行ってくるよ」とか、そういうふうに、小さな問題でもどちらか一方じゃなくて、2人で解決するという姿勢を見せてきたと思うんです。
お互いに譲り合って、協力して解決する。そういう関係性を築いてきたはずなんです。
ところが、何か問題や対立が起きた時、それが2人にとって同じくらい重要な問題であったとしても、2人ともが解決に向けて努力しなくなっていくんですね。
これって、関係が悪化している大きなサインなんです。
実際には、対立していることだけじゃなくて、さっきのように「雨が降りそうだね」とか、「今夜はこういう予定があるから準備しないとね」といった、ぶつかり合いではないけれども、2人が向き合わなければいけない共通の問題ですら、どちらか一方だけが動いて、もう一方は完全に任せっきりで何もしない――そうなってくると、破局のリスクが一気に高まるんです。
基本的に、問題っていうのは一緒に解決すべきものですし、一緒に解決すればするほど、関係って強くなっていくんですよ。
もちろん、完璧に全部やらなきゃいけないってわけじゃありません。でも「一緒にやろうとしてるよね」「どちらか一方がやるんじゃなくて、2人で頑張ってるよね」という感覚がなければ、一緒にいる意味自体がなくなってしまいます。
ですので、ぜひ「問題は2人で一緒に解決する」という意識を持ってみてください。
第1位:負の再解釈
そして、最後、堂々の第1位です。
これはね、ある意味楽しい部分もあるんだけど、起き始めるともう連鎖的に関係が崩壊してしまうんです。
つまり、ここが最終防衛ラインとも言えるわけです。
第1位は「負の再解釈」です。
これは何かというと、第三者に話したり、冷静に考えてみれば別に悪意なんてない、深い意味もない行動や言葉を、パートナーがいつも悪い意味で受け取ってしまうという現象です。
たとえば、関係が良好な時なら、奥さんが料理を作ってくれて、「頑張ったじゃん」「めっちゃ美味しいよ」って言ったら、「ありがとう!」ってなるじゃないですか。
でも、関係が悪くなってくると、「頑張ったじゃん」に対して「え? 普段は頑張ってないって意味?」みたいな受け取り方になるんですよ。
それこそ、お笑い芸人のラランドさんがやってる“お母さん必須構文”みたいな感じですよね。
こうやって、本来は深い意味なんてないことを、わざわざネガティブに再解釈してしまう。これは、カップルがお互いに強く不満を感じるようになった時によく見られるんです。
そしてこの状態を放っておくと、何が起きるか。負の再解釈が連鎖的に起き始めるんですよ。
一度ネガティブに受け取ってしまうと、自分もストレスを感じて、他のことでもまたネガティブに受け取ってしまう。そしてさらに関係が悪化していくんです。
だからこそ、「悪い方向に考えるのはやめよう」って、一度立ち止まることが大切なんです。
「なんでこんなこと言ったんだろう?」「もしかしたら疲れてただけかも」「寂しくて言っちゃったのかも」って、少しでもポジティブな可能性を考えてみる。
あるいは、「自分にも何か原因があったのかもしれない」「ああいう言葉を言わせてしまった責任があるかもしれない」と振り返ってみて、どうしたら2人でこの問題を解決できるか考える。そうやって話し合いの場を持つことがすごく大事なんです。
だから、負の再解釈をしそうになった時は、意識的に“正の再解釈”をしてみてください。
そして、2人で何かを一緒にする、という方向に持っていく。そうすれば、関係が悪くなるのを防ぐことができます。
ここまでできれば、2人の関係はきっと長く続くと思います。ぜひ、意識してみてください。
最後に:関係を長続きさせるために
他にも、夫婦関係や離婚率、破局率を下げる方法って、たくさんあるんですよ。
結婚を控えている方や、今すでに結婚していて「これからもいい関係を続けていきたい」と思っている方には、ぜひチェックしてほしいです。
結婚って、多くの人にとって人生のピークなんですよ。でも、そこから先は努力しない限り、関係はどんどん下がっていきます。