恋愛において、いつまでも良好な関係を維持していくことは、多くの人が抱える共通の願いでしょう。しかし、関係が深まるにつれて、些細なことがきっかけで幻滅したり、気持ちが冷めてしまったりすることも少なくありません。では、一体どうすれば、そんな落とし穴を避け、二人の絆をしっかりと育んでいけるのでしょうか?
この記事では、長続きする良い関係を築くために不可欠な要素を深掘りしていきます。恋愛経験を通して男女がそれぞれ学び、関係性のバランスが変化していく過程を踏まえ、特に重要な「お互いが未熟であることを認め合う姿勢」と「率直なコミュニケーション」のあり方について解説します。些細な気持ちの共有が、大きな衝突を未然に防ぐ力となるのです。
さらに、具体的なシチュエーションを例に、関係を深めるためのヒントもご紹介。初デートを成功させるための意外なテクニックや、相手の個性的な一面との向き合い方など、実践的なアドバイスを通じて、あなたの恋愛をより豊かなものにするお手伝いができれば幸いです。
良い関係を築き続けるために必要なこととは?
ここから、幻滅されたり冷められたりせずに、いい関係を築いていくためにはどうすればいいのでしょうか?ご教示ください。
――ほとんどの人って、恋愛経験をいくつか重ねる中で、いろいろ学んでいくんですよね。で、ざっくり言うと、女子は女子で、男子は男子で、それぞれの立場から学びます。
たとえば男子は、「ああ、こういう言い方をすると女子って怒るんだな」っていうのを学びます。「マジでこれで怒るの!?」っていう経験を重ねながら、「女子ってほんまにわからん…」って言いつつ、地雷を避ける方法を覚えていくわけです。
一方、女子はというと、「これくらい言ってもいいでしょ」とか「ある程度条件をつけないと、男ってダメだね」みたいなことを学んでいくわけですね。ぶっちゃけ、20代の恋愛って、男がしょんぼりして、女の子はちょっと強くなっていく、という流れが多いんです。
でも30代になると、逆転現象が起こるんですよ。
30代に入ってからの男女の恋愛バランス
30歳前後になると、男女の「市場価値」のようなものが一気に変わるんです。女子は「今までノリノリでやってきたけど、あれ?」ってなって、自信が揺らぎます。適当な返事をしても男性が寄ってきたのは、若さや男性側の性欲に助けられていただけで、実は内面が磨かれていなかったことに気づく。30歳になってようやくその現実にぶつかるんですよ。
で、「私まだまだ大丈夫」って自分に言い聞かせて、バーやクラブで自信を保とうとするけど、どんどんしょんぼりしていく……。これは30代女性にありがちなパターンです。
対して30代男性は、仕事も安定してきて、経済的にも余裕が出てきて、「女性がどうしたら怒るか」みたいな基本マナーも理解していて、恋愛でも事故りにくくなってるんですね。そのバランスの変化が、30代の恋愛に大きく影響するわけです。
お互いが初心者ならではの、最も大切な約束
で、あなたが気をつけるべきこと――それは、「本当に自分はまだまだ分からないことが多い」という前提を、お互いが共有することです。
「俺もよく分からないから、些細なことでもちゃんと聞き合おう。怒る前に話し合おう」っていう約束をすることが、すごく大切です。
たとえば、あなたがずっとデートプランを提案していて、実はしんどいなって思ってたとする。でも相手は、「付き合うってそういうもんだ」と思ってるかもしれない。
そういうとき、「毎回提案するの、正直ちょっと大変なんだよね」って、怒る前にちゃんと伝えるだけで、「あ、そうだったの?ごめんね、ルール知らなかった」となるんです。
それが、「もう毎回俺ばっかり提案してるじゃん!」っていう怒りから入っちゃうと、喧嘩になりますよね。
だから、怒りゲージが100になる前、せめて5%とか10%のうちに、「これってこうしたいな」っていう小さな気持ちを共有していく。それができるかどうかが、本当に大事です。
この“血の契約”レベルの約束を、ぜひ交わしてください。それが一番必要なことです。
そうすれば、20代女性特有の「求めすぎ」も起きないし、あなたの未経験からくる地雷踏みも防げます。相殺し合えるんですよね。
おめでとうございます。そのまま結婚してください!
初めての映画デートで心をつかむには?
さて、ここでちょっと話題を変えます。
こんばんは、19歳の女子学生です。
相手は23歳、サークルの先輩です。数ヶ月DMでやりとりしていて、年末に映画に誘ったところ、返信が遅くなりながらも、なんとかデートが決まりました。でも、その後も返信は遅めで、「めんどくさい」と思われてそうです……。
――うん、これはね、正直言ってまだ恋心が育ちきってない段階です。ときめきやドキッとする感情が、まだ少ない状態なんですよ。
そこで、ちょっとしたアイデアがあります。
映画館での飲み物の置き方、これが意外と大事です。
彼が右側に座るとしたら、あなたがあえて飲み物を左側に置くんです。すると、彼も自然と自分の飲み物を左に置くでしょう。
でも、あなたが間違えて彼の方から飲んでしまって「ごめん!」っていう展開になる。そこから「間接キスしちゃった!」みたいな流れに持っていけるんですよね。
映画中なのでサイレントですし、声に出してツッコミを入れなくても、視線や動作だけで成立する“サイレントのボケ”なんですよ。これはかなりハードル高めの技ですが、うまくいけば一気に距離を縮められます。
喋らなくていい分、気まずくなりにくいので、ある意味やりやすいですよ。
……ぜひみなさんにも使ってほしいテクニックです(笑)
出会いのきっかけと初デートの様子
私は19歳で病院勤務の女性です。お相手は21歳の会社員で、マッチングアプリで出会いました。
先日、海遊館にデートに行きました。関西でのガチガチの初デートで、健全そのもの。
その日に次のデートの約束もして、翌日には通話で予定を立てました。
敬語からタメ口へ、そして「自分の名前呼び」
その流れで「敬語はやめよう」ということになって、彼はタメ口になると関西弁になるんです。
それから、友達や家族の前だけで、一人称が“自分の下の名前”になるとのことでした。
「自分の名前で自分を呼ぶ」ことへの戸惑いと可愛さ
「家族の前で自分の名前で自分のこと呼ぶって、ちょっとヤバいかも…」
正直、「キモい」とか「親の教育が悪い」と思われそうですが、私は「可愛いな」と思ったんです。
彼の性格と私の好み
――なら、いいんじゃないでしょうか?
彼はちょっと天然で、甘え上手な雰囲気があって、穏やかで包容力もある。まさに私のタイプなんです。
アロンさん的に、こういう男性ってどう思いますか?
可愛いと思った私は、やっぱり変なんでしょうか? 教えてほしいです。
「自分呼び」が好きな私のちょっとした提案
あと、彼は場面によっては一人称が「自分」になることもあるそうなので、
「“自分”って呼び方、すごく好きだからそっちにしてみてよ」って言ってみるのもアリかなと思ってます。
社会的な視点から見た「名前呼び」のリスク
だって、あなたと彼が関わることによって、社会的に彼が「変な人」扱いされる可能性があるわけですよね。
だから、家の中とかプライベートな場面で「あ〜もう子どもみたいだね〜」「赤ちゃんみたいで可愛い〜」って甘やかすのは全然アリです。
外でやると「奇妙な人」になる?
ただ、社会的な場で一人称を自分の下の名前にしちゃうような人って、正直、めちゃくちゃ奇妙に見られます。
同性としても、どうしても嫌悪感を抱かざるを得ません。…気持ち悪いっす、率直に言うと。だいぶ。
彼の名誉を守るためにできること
だからこそ、あなたには「社会的に彼を変な人に仕立てない責任」があると思います。
彼の可愛らしい、ちょっとビビってるところを愛してあげるのは全然構わない。でも、それは“家庭内”で完結させてほしいんです。
「個人の自由」と「社会的なバランス」
それを「もっとみんなにもやらせよう」とか「こういうのもアリだよ」って広めようとするのは、ちょっと違いますよね。
ジムでの筋トレにたとえると…
たとえば、僕がジムに通っていて筋トレしてるとして、家では握力を鍛えるためにグッと力入れてトレーニングしてるってしますよね。
それを毎回言うとするじゃないですか。「ああ、家でやってるのは全然いいよ。頑張ってるね」ってなるけど、
「ジムでそれ本気でやっちゃだめだよ。目立ちすぎちゃうから、そこそこにしとこうね」っていうふうに教えてあげられるのが、本当に良いパートナーなんじゃないかなって思うんです。