今回は、視聴者さんとのデートのロールプレイ企画です。
デートに悩んでいる男性視聴者の方から相談をいただきまして、実際にその男性とデートのロールプレイングを行いました。
その映像を見ながら、いろいろとコメントしていきたいと思います。
今回の参加者は、タクシードライバーの小松さん、33歳の方です。
マッチングアプリ上での年収は400万円。
この2〜3年の間に5人とデートをしてきましたが、誰とも2回目には進めなかったとのこと。
「どうすれば初回デートから2回目につながるのか」というお悩みを抱えています。
会話のはじまり:自己紹介と住まいについて
どんな人だったっけ……ああ、こういう人ってモテそうな顔してますよね。
改めまして、小松と申します。よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
咲さんは愛知県出身なんですね?
そうなんですよ、愛知出身です。
小松さんは高知でしたっけ?
はい、僕は高知で、2年くらい前に上京してきました。
えっ、最近なんですね?
そうですね。最近上京してきて、転職をきっかけにって感じです。
転職されたんですね。
はい、そうなんです。
小松さんはタクシードライバーをされてるんですよね?
そうです。タクシードライバーをしています。
すごい、タクシードライバーの方に初めてお会いしました。
ああ、そうなんですね。
転職のきっかけと上京理由
2年前はちょうど終わりの時期だったんです。
その時に転職サイトで「タクシー業界は人手不足だから応募してみたらどうか」と勧められて、
試しに受けてみたら合格して、上京できたという流れです。
あと、友達が東京にいるので気軽に遊べるなっていうのもあって、上京を決めました。
この人、すごくいいですよね。
なぜ止まってしまったのかわからないくらい、良さがありました。
「タクシードライバーをやってるんですよね?」って聞いたとき、「あ、そうです」で終わっちゃう人もいる中で、
小松さんは「こういう理由でタクシーをやってる」「このタイミングで上京してきた」といった話を1聞いたら3くらい返してくれて、
こっちも質問がしやすいし、会話も続きやすいなと思いました。
会話を続ける力と情報の出し方
よくあるのが、「タクシーやってるんですね」「ああ、そうなんです」って返ってきて、変な間が空いちゃうパターン。
「自分が質問しなきゃ」とプレッシャーを感じることもあるんですけど、
小松さんの場合はそういう間がなくて、追加情報もたくさんあるのがすごく良いなと思いました。
逆に、情報を出しすぎて事故ることはないんですか?
まあ、1聞いたら10返ってくるような人だと、ちょっと疲れちゃうこともあるんですけど、
今回はちょうど良いバランスだと思いました。
お仕事についての印象と話題選び
すみません、ちょっと待ってください。今、郵便が来ちゃいました。
道の駅とかでお土産を下ろすような仕事もあったんですけど、
運転が好きなので、それも続けていた感じですね。
仕事を転職した理由をポジティブに話せているのも、すごくいいなと思います。
ちょっと褒めすぎかもしれないですね。
初対面での仕事の話はアリ?
気になったのは、初対面で仕事の話ってOKなんですか?
タクシードライバーに関しては、OKだと思ってます。
なぜなら、相手が想像しやすい職業だからです。
例えば、「鉄の輸入をしてて…」とかだと、相手が想像しづらくて「へえ…」って反応になっちゃったり、
話されても分からない、ってなることがあるんです。
その点、タクシードライバーってすごく分かりやすいじゃないですか。
「何をしてるのか」がすぐに伝わるし、すごく気になる職業ですよね。
話題の選び方と女性のリアクション
このあと、「変なお客さんの話が聞きたい」とか「後部座席で何かされたことある?」とか、
いろんな質問が出てくるんですが、
会話で難しい話をしちゃうと、うまくいかなくなることがあるんですよね。
相手がわからないのに難しい話をされると、
「この人、私の気持ち考えてないのかな?」って思われることもあります。
男性側は「うまく話せた」と思っても、女性はリアクションが上手いので、
うまくいってるように見えて実は噛み合ってなかった、というケースもあるんです。
難しい話をされると、女性側も「バカだと思われたくない」と思って無理に合わせたりして、
逆に仕事以外の話もしづらくなることがあるので、あまり良くないですね。
でも、タクシードライバーみたいに分かりやすい仕事は、むしろ武器になると思います。
先生とか弁護士さん、お菓子屋さん、カフェ店員とかもそうですね。
いわゆる「将来の夢」っぽい職業はイメージしやすくて話しやすいです。
タクシーの仕事と人との違い
運ぶものが「モノ」じゃなくて「人」ですから、全然違いますよね?
そうですね、人の命を預かっているので、ブレーキの踏み方ひとつにも気を使います。
渋滞のときはお客さんがイライラしてしまうので、気を配りながら運転します。
近道を覚えたり、工夫して対応するようにしています。
モノを運ぶのとは全然違いますね。
コミュニケーション力と地理感覚
コミュニケーションを取りながら、「こうしたらこういう気持ちになるかな」と考えて動くことが求められます。
僕、わりと積極的なタイプなので、そういう面もありますね。
道も全然違いますよね? 高知と東京では。
まったく違います。最初は本当にどこにいるのかすら分からなくて、
「今、自分がどこにいるんだ?」って感じでした。
質問力と会話の盛り上がり
悪いことじゃないんですけど、最近ロープレをした宿呂さんにも言われたんです。
「私、ちゃんと質問してるけど、そもそもこんなに質問してくる人は滅多にいない」って。
だから、小松さんも質問しにいかないと、ここまで盛り上がらなかったかもしれません。
私がタクシードライバーに興味がありすぎて、いろいろ聞いちゃったんですけど、
こんなに質問してくれる女性って、基本的にはあまりいないんです。
女性版ロープレへの展望
女性版のロープレもやってみたいですね。
女性に男の人と喋ってもらって……やりますか?やりましょう!
自分から積極的に話そうって人は、あまりいないんですね。
そうですね、あまりいないかもしれません。
こんなに楽しそうに話を聞いてくれる人、なかなかいないです。
女性も緊張してますからね、初デートって。
受け身な方も多いですし、そういう人が相手だと、こんなに盛り上がらないかもしれません。
会話の主導権と質問の重要性
なるほど、その場合は、ちゃんともう少し質問したりしないと、自分から会話の切り口を作れないですよね。
そういう意味で言うと、始まってからずっと小松さんばかりが話していて、私が聞き役になっていたんです。
私、すぐ聞き役になっちゃうんですよね。
だから、女性からしたら「トータルで見ると男性ばかりが話していたな」とか、「あまり私の話を聞いてくれなかったな」「興味なかったのかな」って思われちゃうかもしれません。
やっぱり聞く姿勢も大事ですよね。
じゃあ、どっちが正解なんですか? 質問するだけで楽しい時間になるんでしょうか?
そうですね、質問とリアクションですね。質問をして、相手が話したら、それに対して自分の意見もちゃんと言うというのをやらないと、ただのインタビュアーになってしまうので。
質問する側に回るとしても、ちゃんと自分の話も交えることが大事です。
なるほど。それが「共通点探しゲーム」での勝ち筋というわけですね。りさんも言ってましたけど、今回は「共通点を探す姿勢」が良かったですよね。
小松さんは、もともとタクシードライバーという強みがあって、共通の話題にしやすい話を持っていたのが良かったんだと思います。
しかも、こちらが1聞いたら3くらい返してくれて、プラスで質問も返してくれていたのが良かったですね。
タクシードライバーとしての経験
最初の頃は新人だったので、「住所教えてください」みたいな感じで、お客さんに通りの名前を言ってもらったりして、なんとかやってこれたというか、本当にお客さんに教えてもらうことが多かったですね。
今はもう、東京の道はけっこう分かるようになってきた感じですか?
そうですね。わりとどこでも行けるようになりました。
首都高の難しさ
あ、でも、首都高とかはやっぱり大変ですよね。降り口とか乗り口が普通の高速道路みたいにセットになってないから。
そうなんです。ここから入ったらどっち方面に行く、というのが分かっていないと、変な方向に行っちゃうことがあるんですよ。
だから、高速を使うときは、さすがにナビを入れますね。
遠距離の乗客とタクシー事情
とんでもなく遠いところに行ったことってありますか?
今までで一番遠いのは藤沢ですね。東京の西新宿から藤沢まで行ったことがあります。
こないだ私の知り合いが江ノ島に住んでいて、恵比寿で飲んだ後に終電がなかったから、恵比寿から江ノ島までタクシーで行ってました。
それ、タクシーの人はすごくびっくりしたんじゃないですか?
びっくりしたでしょうね。
でもタクシーの人って、遠いところに行けるのは嬉しいんですか? それとも嫌なんですか?
自分は遠ければ遠いほど嬉しいですね。もちろん、長く運転できるし、給料も上がりますし。
じゃあ、藤沢は「やった!」って感じだったんですね。
そうですね、なかなかないですから、そこまで遠くへ行くことって。
そのときのお客さんはサラリーマンの方で、すごく疲れてる様子だったので、電車乗るよりタクシーで帰りたかったんだと思います。
まだ終電ある時間だったんですけど、10時ぐらいだったので。
「今日はもうタクシーで行っちゃおう」って思ったのかもしれません。
しかも支払いがタクシーチケットだったんで、多分余っていたから使いたかったんだと思います。
タクシーアプリと配車の裏話
最近はアプリで呼ばれることも多いですよね。
前に京都に行ったときに、GOアプリで呼んだら、つまんない日だったのか、優先チケット使ったのに「優先チケット使われても僕らにはお金入らないんです」ってタクシーの人に言われました。
そうなんですよね。乗車料金は入るけど、優先チケット自体の金額は運転手には入らないので。
だから、優先されても僕らにはメリットがないんですよって、ブーブー言ってました。
そんなに言われても…って感じですよね。
本当にそうなんですよ。京都ではイベントがあって、その会場周辺は全然タクシーがつかまらなかったんです。
イベントがあると、タクシーは集まるかと思いきや、逆に拾えなくなるんですね。
キックボクシングへの挑戦
話が弾みすぎて、ちょっと飛ばしてしまいましたけど、キックボクシングやってるんですね。
はい、やってます。
めっちゃかっこいいですね。
ありがとうございます。
最初は体型維持のためにフィットネス感覚で始めたんですけど、今は2年ぐらいやっていて、強くなりたいという気持ちが強くなってきました。
来年ぐらいに試合に出られたら出たいなと思ってます。
試合!? 顔殴られるんですよね?
そうですね、マウスピースつけてやるんですけど、ギアは試合だとたぶんつけないので、顔面パンチはあります。
めちゃくちゃ痛そうですね。
視聴者の方が私のキックボクシングの話にちょっと飽きてるかもしれませんけど、いろんな人に毎回聞かれるので…
ボクシングと違ってフォームも違うんです。足も出るから、足でブロックする必要があるんです。
だから、キックはそれに適したフォームになってるんですよね。
ボクシングはパンチだけなので、また違った構えになります。
タクシートークに偏りすぎた反省
ということで、ここでちょうど10分経ちました。
かなりタクシーの話に持ってかれてましたね。
10分という時間配分の中でタクシーの話をしすぎてしまいました。
まあ、私がめっちゃ質問しちゃったんですけど。
でも、事前に10分って分かってたら、その中で「残り3分は恋バナしよう」とか計画できますよね。
たとえば龍けさんのときは、10分の中で4回くらいデートの話が出てきましたし。
よくある失敗として、初回の顔合わせや婚活で、30分とか1時間ずっと趣味の話とか当たり障りない話をして、特に印象に残らず終了してしまうケース。
マッチングアプリの初回デートでも、たとえ2時間あったとしても、その中で相手に「この人、男性としてアリだな」と思ってもらわないといけない。
だから、短い時間の中でも「女性として見てますよ」っていうアピールが必要なんですよね。
趣味の話で盛り上がるのはいいけど、抜け出せなくなると難しいです。